あとがき
しばらく放置が続いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
いろんなことで消耗しているうちに
創作の絵を描く夏橋がもう感じられなくなってしまいました。
だいぶ忘れちゃったけど、夏橋という名前は
まだ「自分の故郷」がなくなる前の小学生の頃、
春夏秋冬をテーマにした自作の短い詩のからとったものでした。
緑が爽やかに吹かれ、足の長い橋の下を流れる川面が、
夏の日差しに照らされ美しかったんです。
いつも描いてしまう青い世界の絵も、いつも見ていた情景でした。
詩自体は故郷をなくしたと同時にどこかへいってしまいました。
地元にいながら自分にとっての故郷はもう二度と戻らないものとなってしまい、
大人になった今、その情景を誰にも見せられないのが残念。
帰りたいのに帰れないのが本当につらいです。
また、夏橋と名乗る前の学生の頃からこの雰囲気で描き続けていたので、いなくなって寂しいです。
それでも筆は折りませんし、画風として自分の中に残るでしょう。
ただ、夏橋ってもういない人の画風で描いてる自分になると思われます。
割と前向きでして、今描きたいなぁ〜とまだ形にならないものを
これからの絵描きの自分として育て始めています。
それに普通にデザフェスやら展示やら、見たいものあれば今まで通り足を運びます。
ほんと、前向きです。
細々とでしたが、今までいろんな方に迷惑をかけましたし、
その分作品を見てくださった方々に感謝致します。
ありがとうございました。
2018年10月16日 夏橋